株式会社三愛メモリアル
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2023 2月 12

祖父の葬儀

23年02月12日

先日、私にとってただ一人の祖父の葬儀に参列しました。

盆暮れ正月に顔を見せに行くと、笑顔で迎えてくれたのを思い出します。

 

元小学校の教員で、地元の子供たちに習字を教えていた祖父は、

小さい頃から厳しく、厳格な人でした。

正月に恒例の祖父に手習う書初めは、半日書き続けてもなかなか納得してもらえず、

遊びたい盛りの子供時代は憤ったものです。

初孫の私は子供たちの取り纏め役であり、姉貴風を吹かせて生意気盛りの子供の頃、

よく怒らせてしまっていた私にとって、一番怖い大人が祖父でした。

しかし、みんな揃っての夕餉の時間に、大好きなお酒のお酌をすると

上機嫌で祖母の頬にキスをしてみたり、意外な一面も持っていて、

ギャップを初めて意識したひとかもしれません(笑)

晩年の祖父は、丸くなったを通り越し、子供の頃感じていた威厳や覇気がなく、

なんだか見上げていた大きな壁が、勝手に崩れてしまったかのような寂しさを感じました。

今頃は、先に浄土に行っている最愛の祖母と、やっと会えたなと語らっている頃でしょう。

 

葬儀とは、故人様を見送ると同時に、自分と故人様との関係や思い出を見つめ直せる

大切な節目の時間だと、改めて感じました。

この仕事を通して少しでも、皆様の葬送の時をお手伝い出来ればと

心、新たにさせて頂いたと思っています。

ありがとう、おじいちゃん

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